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      <title>ギリギリ物語</title>
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      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2009</copyright>
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         <title>情熱以前？</title>
         <description><![CDATA[「情熱以前？」<br/><br/>

「情熱を傾けて当社の商品をすすめていますか？」


というようなことを上司に言われた。



情熱？


なんか久々に耳にしたような響きだった。



情熱



そんなものはもともと自分には


どこにもないということに気がついた






そしてもっと恐るべきことに気がついて、



愕然としてしまったのである。

それは、自分が顧客にすすめている商品に何の愛着も感じていないということ。


情熱以前の問題ね。なんとかしなくちゃ。<br/><br/>


「電話、電話、電話の日々 」<br/><br/>

最近睡眠不足気味で、仕事中に睡魔が襲う。

睡魔と格闘しながら電話をかけるのって、かなりキツイ。

おまけに、いくらかけても、さっぱり、成果が出ない

なんか意識モーローとしながら、それでも、電話をかけ続けていた。

別に休憩してもよいのだけれど、あと一件、あと一件、なんとか見込みを見つけるまでと、ついつい続けてかけてしまう。

いささか強迫観念めいていると自分でも思う。


そいでも、ニーズのないところにいくらかけてもどうしようもない気もしている。


いらんっていうたはるのに、また電話をしなければいけない、


そういう辛さとも闘わなければいけない。


「電話代もったいないだけやで、もう、かけてこんといて」


って言われても、かけないわけにはいかないのだ。


だって仕事なんだもん。だけど涙がでちゃう。


くるしくたって♪かなしくたって♪

電話の中では元気、な、の♪


お客が怒ると、胸がいたいわ、♪




あ、もうこんな時間、寝ないと。のんきに替え歌歌っている場合ではない。

また明日も睡魔に襲われる。


<br/><br/>
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         <pubDate>Thu, 14 Jun 2007 12:58:45 +0900</pubDate>
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         <title>「がけっぷち」</title>
         <description><![CDATA[「がけっぷち」<br/><br/>
今年中に、あと１件決めないと、いよいよ大変なことになる。

でもね。なんだかもう疲れちゃった。毎月毎月ノルマノルマに追い立てられながら、すごくプレッシャーで、精神的に、もうギリギリの状態だった。

もともと神経がさほど丈夫な方ではないので＾＾。


今年いっぱい、なんとかがんばって、それでも契約とれなければ、

潔く、辞めようと思う。

そんなに成績の上がらない人間は、企業にとって不要なのだろうし。辞めてもらったほうがありがたいだろうし。


なにも企業のために辞めるわけではない。だって成績あがらないと賃金が大幅にカットされて、その賃金では生活できないので、もっと割りのいいバイトを探さないといけないだけの話なのでした。<br/><br/>


「 遊び 」<br/><br/>

それでもあきらめずに根気よく

この仕事を続けていると

なんかいいことあるのだろうか？

わからないや


今のところあんまり


ないけど



でも


いつかは


報われるってこと


あるのだろうか



新しい上司は几帳面すぎるほど几帳面で

厳しい人なのだ


それはある意味すごく正しいこと

そしてあたりまえのこと

でも息が詰まる


ハンドルにさえ遊びは必要なのに

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         <pubDate>Thu, 14 Jun 2007 12:58:26 +0900</pubDate>
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         <title>「神よお慈悲を！！」</title>
         <description><![CDATA[「神よお慈悲を！！」<br/><br/> 

もう限界を感じて、先週、丸二日サボってしまった。


サボって、他の仕事を探そうと思ったけど、できなかった。


まあ、この時勢だし、そうすぐには見つからない。


結局、次の仕事が見つかるまで、そうあっさりとやめるわけにもいかないようで・・・。<br/><br/>


「 限界 」<br/><br/>

あかん。

もう、気力がないのだ。

電話をかけることが

ものすごく苦痛になってしまっている


もうできれば誰とも電話で話したくないんだ


限界なんだ

かけてもかけても

めぼしい情報なんて得られない



ひどいリストをもらってしまったという運も悪いけど

もともと電話の営業の才能がないのだと思う

人と話すのが怖いし



私はだめだなあ


でも私なりにがんばった


こんな調子で


よく一年以上も電話をかけつづけることができた



あと１件決まらなかったら


いさぎよく

この仕事から撤退しよう


そのほうが会社のためでもあるだろうし

私の精神衛生上のベストな選択のような気もする。<br/><br/>








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         <pubDate>Thu, 14 Jun 2007 12:58:03 +0900</pubDate>
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         <title>健全な精神が宿る肉体</title>
         <description><![CDATA[「健全な精神が宿る肉体 」<br/><br/>

上司に

「大丈夫ですか？　声、死んでますよ」

というようなことを言われてしまった。


そうか、やはり死んでいたか。


あまりにしんどくて「元気で明るく生き生きした声」が作れなかったみたい。


「無理しないで、調子悪い時にはゆっくり休んで、好調な時に挽回してください」


というようなことも言われた。


たしかにそのとおりかも。でもね。私に好調な時なんてないような気がする、この仕事をしている限り。


身体の不調もあいまって、初仕事は、めまいがして吐き気を催すほど苦痛だった。





よせばいいのに、ついつい、今年の運勢をネットの四柱推命占いで見てしまった。

芳しくない結果に、どっと気が滅入る。

まだ今年ははじまったばかりだというのに。

そいでも自動鑑定なんて当らない。と思うことにする。なぜならその自動鑑定で見た昨日の占いもさっぱり当たっていなかった。まるっきり当っていなかった。占いによると、昨日は最高によい一日だったはずなのに。
最高どころか最低も最低、ふんだりけったりの一日だった。

そんな調子じゃ今年の運勢だって当らないに決まっている。


運命は自分で切り開くものだ。


たぶん。


とにかくまずは風邪を完全に治さないと。

健全な精神が宿る肉体にせんと。


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         <pubDate>Thu, 14 Jun 2007 12:57:38 +0900</pubDate>
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         <title>ギリギリ？</title>
         <description><![CDATA[「ギリギリ？」<br/><br/>

思いつめたり、考え込んだりすると、苦しいので

発想の転換を試みることにした。

修行をしていると思おう。

精神修行。精神修行。日々精神修行をさせてもらっている。

そう思うことにしよう。


精神修行。精神修行。精神修行。

業務開始前に、業務中に落ち込みそうになった時に、くじけそうになった時に、

心の中で唱えよう

これは修行だ。修行だ。精神修行なのだ。

耐えろ。耐えろ。耐えろ。耐えるのじゃ。

心頭滅却すれば火もまた涼し。の心境で。

耐えて耐えて耐え抜くのみ。


<br/><br/><br/><br/>


「根本的に間違っていた？」<br/><br/> 

３年近くもこの仕事を続けていると、知らず知らずのうちにトークがパターン化してしまっているようだ。

今日、上司のアドバイズでそれに気づかされた。

確かに、知らず知らずのうちに、私そのものが、機械化されてしまっているようだ。


そいでも機械になるのは、作業を続けていく上においては、非常に楽だ。

リズムよくとんとんと電話がはかどる。

業績は一向に上がらないけれど。


電話を一件かけるごとにそこの担当者に対してトークを工夫して変えていかなければならない。

しかし、それがなかなかうまくゆかない。

すでにパターン化されたトークが身体に組み込まれてしまっているからだ。

パターンを崩していくことはなかなか難しい。

今さらジローって感じだ。


どの担当者に対しても同じパターンで繰り返す。


でもなんとかパターンを崩さないと、私のトークは、マンネリ地獄から抜け出せない。


正直、私にはこの仕事に対して創意工夫を試みる情熱がほとんどないのだった。

それがそもそも間違っていたのだ。なんとかしないと。





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         <pubDate>Thu, 14 Jun 2007 12:57:09 +0900</pubDate>
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         <title>果てしなく続く虚しさ</title>
         <description><![CDATA[「果てしなく続く虚しさ 」<br/><br/>

どうも私のやっていることは

もともとオレンジ味などひとつも入っていないドロップの缶から

必死で缶を振ってオレンジ味を出そうとしている作業と似ているような気がしてならない。


何度振ってもオレンジ味なんて出てくるはずないのに


例えば

朝の風景

上司「さあ、今日もがんばってなるべくたくさんのオレンジ味を見つけ出してくださいね」

「はい、がんばります。力の限り振って振って振って振り出してみせます」
と、フル回転の空元気でめいっぱい明るく答える私。


終業前の風景

私「すみません、本日の業務は終了させていただきます」

上司「了解。で、今日はオレンジ味は何個見つかりましたか？」

私「すみません、見つかりませんでした。」

上司「今年に入ってからまだ一個も見つかってないですね。明日こそがんばってくださいよ」


「はい、明日こそ、明日こそ」


ああ。されど私が与えられたどの缶にも最初からオレンジ味など一個も入っていないのだった。


明日も明日も明日もそのまた明日も繰り返される虚しい作業。

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         <pubDate>Thu, 14 Jun 2007 12:56:44 +0900</pubDate>
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         <title>向いてないのかしら？</title>
         <description><![CDATA[「不適正 」<br/><br/>

問題は、ひとえに己のコミュニケーション能力の低さにあるような気がする。


見知らぬ人としかも電話で用件以外の話などできそうにない。いったい何をどうを話していいのかわからないのだ。


どの企業にかけても話す事はみんな同じ。紋切り方。応用が利かない。


そういうのって、努力してもなかなかカバーできないような気がする。


だってコミュンケーション能力の低さは生まれつきなのだもの。


話をうまく引き出す力が全然ないみたい。


困ったものだ。


たぶん私のような人材は、一刻も早く辞めてもらった方が企業のためになるのだろうけれど、今回もタナボタ的な幸運により契約が決まってしまったので、クビがつながってしまったけど。

私の本当の実力なら、とっくの昔にクビなのだった。

あは。


できれば、もう少し自分に向いている仕事につきたい。
でも自分に向いている仕事ってなんなんだろう？

よくわからない。

なんにも向いていないような気がする。


涙そうそう


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         <pubDate>Thu, 14 Jun 2007 12:56:17 +0900</pubDate>
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         <title>目指せ花子さん路線</title>
         <description><![CDATA[「目指せ花子さん路線 」<br/><br/>

私は、自分では、かなり遠慮しいの小心者だと思っている。

上司いわく、「やはり成績がよいのは、押しが強くて厚かましい感じの話し方をする人なんですよね。お客さんも押し切られてしまうというか、なんやこの人と思っているうちに営業のペースに巻き込まれてしまっているというか。クレームになるのも多いかわりに契約になるのも多いのです」

なるほど。なんかわかるような気がする。私もその手の勧誘の電話にはめっぽう弱い。


どうもイメージ的には、まくしたて形の、漫才師の大助花子の花子さんみたいな感じが理想みたいだった。

ふむ。

ということは、私も私も、花子さん路線を目指せばよいのかしら？


でもそれは今の私にはあまりに遠い。

私はいつも、

怒られへんかな、きついこといわれへんかな、

などなどついついマイナスなことを考えて、ビクビクおどおどしながら電話をかけている。

苦手な担当者のいる企業に電話する時などは、たまたまその人が不在で電話口に出られないと、ほっとしたりして＾＾。


相手にガチャンと強く切られただけで、よよよよよよよと心の中で泣き崩れて、しばらく立ち直れないし。


それではあきませんのにね。

やっぱ気ィ弱い人間には、むいてしませんわ、この仕事。


とほほほほほほほほほ。


キャラ変えたい。


そいでも無理してキャラ変えてまでこの仕事に打ち込もうとする情熱がないみたい。

ごめんね。

って一応「仕事」にあやまっておく。



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         <pubDate>Thu, 14 Jun 2007 12:55:56 +0900</pubDate>
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         <title>時間の無駄</title>
         <description><![CDATA[「プチ。プチ。　テレホンアポインターの哀愁」のつづきです。<br/><br/>

というわけで、こんな電話の切り方は、オペレーターとして最低も最低のやりかただと強く思う。

おそらくもう二度とうちにはかけるつもりがないので、そういう失礼きわまりないことができるのだろう。

見込みのない電話に対しては

「あ、あかんわ、これ以上話してても時間の無駄や、次行こか、プチ」

そんな感じでその人は、ぶしつけに電話を切り続けているに違いない。

プチ。プチ。と。

逆に見込み先には、これ以上丁寧できないくらい丁寧な対応をして、そういう相手にだけは、マニュアルどおりに相手が受話器を置くのを待ってから、丁寧に受話器を置くようにしているのかもしれない。


極端かも＾＾。


だけど私は、そんな非常識なことを平気でするオペレーターを雇っているような会社を絶対に信用できない。


そこの社名もしっかり覚えてしまった。


あのオペレーターは、あのプチプチを繰り返しながら、自分が属する会社の信用を傷つけていっているのだ。


だけど、そうしたくなる気持ちもわからないでもない。

逆の目に何度もあっている私としては。<br/><br/>


そこで一首<br/><br/>


練りに練ったセールストークの出番なく一方的に切られる電話<br/><br/>



さらに一首<br/><br/>


生きてゆくために私は今日もまた歓迎されぬ電話をかける<br/><br/>




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         <pubDate>Thu, 14 Jun 2007 12:55:40 +0900</pubDate>
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         <title>プチ。プチ。　テレホンアポインターの哀愁</title>
         <description><![CDATA[「プチ。プチ。　テレホンアポインターの哀愁」<br/><br/>

土曜日の昼下がり。ぼんやりしていると電話が鳴った。

出ると、とある「健康茶」の宣伝の電話だった。

電話は、女の人のよく通る美しい声だった。おそらくベテランなのだろう。

バカ丁寧だけど、押しが強い。私が最も断りにくいタイプの電話だった。


日ごろ電話で営業する苦労を知っているから邪険にもできず、かといって注文する気にもなれず、モタモタしていると、

いきなり、プチっと、電話を切られてしまった。

もちろんなんのあいさつもなし。


しばらくはあっけにとられていたけれど、我にかえり、じわじわと怒りがこみ上げてきた。<br/><br/>

私のところの電話オペレーターの研修マニュアルの注意事項に「絶対こちらから電話を切ってはいけない。相手様が切るのを待ってから静かに受話器を落とすこと」

というのがある。<br/>

私は、この注意事項をしっかり守って電話をしている。まあ守って当たり前のことなのですがね。

でも、電話をかけただけで、露骨に不愉快な態度を示されて、叩きつけるようにガチャンと電話を切られてしまうことがある。


そんな場合でも、静かに受話器を置くしかない。


たまに、「なにすんねん、耳痛いやんか！！」

と切られた相手にもう一度電話をし直して、相手も同じ目に遭わせてやりたいような衝動にかられる時もあるけれど、かろうじて耐えている。
<br/><br/>



「プチ。プチ。　テレホンアポインターの一首」につづきます。<br/><br/>

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         <pubDate>Thu, 14 Jun 2007 12:55:03 +0900</pubDate>
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