果てしなく続く虚しさ
「果てしなく続く虚しさ 」
どうも私のやっていることは
もともとオレンジ味などひとつも入っていないドロップの缶から
必死で缶を振ってオレンジ味を出そうとしている作業と似ているような気がしてならない。
何度振ってもオレンジ味なんて出てくるはずないのに
例えば
朝の風景
上司「さあ、今日もがんばってなるべくたくさんのオレンジ味を見つけ出してくださいね」
「はい、がんばります。力の限り振って振って振って振り出してみせます」
と、フル回転の空元気でめいっぱい明るく答える私。
終業前の風景
私「すみません、本日の業務は終了させていただきます」
上司「了解。で、今日はオレンジ味は何個見つかりましたか?」
私「すみません、見つかりませんでした。」
上司「今年に入ってからまだ一個も見つかってないですね。明日こそがんばってくださいよ」
「はい、明日こそ、明日こそ」
ああ。されど私が与えられたどの缶にも最初からオレンジ味など一個も入っていないのだった。
明日も明日も明日もそのまた明日も繰り返される虚しい作業。